嵐と魔法について（嵐５×１０ツアー名古屋の感想）
嵐５×１０ツアーin名古屋から帰ってきました！
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アイドルって基本的に、魔法使いだと思います。
そして、その魔法が大好き！
みんなが「え？」って思った「♪あ〜らし〜、あ〜らし〜」っていうヘンテコな楽曲も、アイドルが５人揃ってステップ踏んで、太陽みたいな眩しさを放ちながら歌うと、いつの間にか輝きだして、ファンの心の中で、なくてはならない名曲になる。
魔法！
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そんな魔法をかけようと、
懸命に道を探していた魔法使い達５人が、
大好きでした。
魔法の道は一日にして成らず。
険しい道のりと感じたこともあっただろうけれど、
本当に、よく頑張ったね、って、尊敬してしまう！
例えば、
去年のDream "A" Liveツアーで「A・RA・SHI」を封印して歌わなかったのも、
彼らが使おうとした魔法のひとつなんじゃないかと、
ちょっと思っています。
あえてキラキラアイドル曲「A・RA・SHI」を使わないで、
アルバム曲で勝負してみたかった、
アーティスティックな路線を探ろうとしたコンサート。
……それが成功していたか失敗していたかは別にして、
そんな野心的なコンサート、
なんだかドキドキする！
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と思っていたところにこの５×１０ツアー☆
私は名古屋が初めての参戦だったんですが、
「あれっ？」
というのが最初の感想。
もう、私が書く間でもないことですが、
シングル曲の美味しいトコだけが並んだセットリストは、
あんまり無難すぎる気がして、
なんだか物足りないような……。
そう、
なんだかコンビニのスイーツみたいで。
ローソンのプレミアム・スイーツは、間違いなく美味しいけど、
あんまり「間違いない」すぎで、
どんなに甘くても、ドキドキはしない。
それより、
街角の小さなケーキ屋さんの、
ちょっとクリーム多すぎたり果物が腐りかけてたり、
でも、
｛（小麦粉）＋（卵）＋（ミルク）＋（苺）｝×（魔法）＝（幸せな食べ物）
っていう演算をする、
そういう試行錯誤のドキドキを味わうほうがス・リ・ルがあって楽しくて★
嵐のコンサートは、
そんな街角のケーキ屋さんだと思って足を踏み入れると、
思いがけず大ちゃんが「Rain」ですんごいダンスしていたり、ニノが首筋見せてたり、
翔クンや松潤がこの世のものとは思えぬほどイケメンだったり、相葉ちゃんの歩幅が２倍だったり、
そういうミラクルなドキドキが隠れているから、
もうたまらなく大好きでした☆
大好きでした☆
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だから私、今回のコンサートは、少し物足りないな、って思ったんですが、
びっくりしたことに、
今回初めて嵐のコンサートに行ったという友達は、
みんなこのコンサートを絶賛してたのです☆
「知らない曲がなくて楽しかった！」
「嵐はすごくキラキラだった、ちゃんとダンスしていて格好良かった！」
友達、ちゃんと魔法にかかってました！
目をキラキラさせて語ってくれるのを見ると、本当に嬉しかった！
恋を見つける瞬間って、なんて煌くんだろう☆
そんな友人の言葉を聞いて、
ああ、
このコンサートは成功だったんだな、って思いました。
でも、成功してたのに、自分には、つまらなかった。
面白いかどうか、で言えば、年末の関ジャニ∞コンの方が１００倍面白かった。
（http://d.hatena.ne.jp/mina-minoshima/20091231/1263392007）
可愛いかどうか、で言えば、バックで踊ってたThey武道の方が１０倍可愛かった。
（うっかり、そっちばかり見てしまった★）
なんだか、
そんなギャップが、ちょっと哀しくて。
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もうひとつ哀しかったのが、冒頭の「感謝カンゲキ雨嵐」で。
これ、
全てのジャニSONGの中で、一番好きな歌なんです。
「泣きながら生まれてきた僕達はたぶんピンチに強い」
っていう歌詞は、
本当に、ものすごいパワーを持ってると思う。
つらかった時、これを何度聞いて何度泣いたことか。
で、
今回のコンサートがこの曲から始まるのは知っていたのですが、
始まったこの歌が、
ドームの天井から神々しい光が射す中、
ゴスペルっぽいアカペラで歌われて。
その光景は、想像よりずっと美しくて。
だからこそ、違和感があって。
私にとって、
「泣きながら生まれてきた僕達はたぶんピンチに強い」は、
地べた這ってドロドロで、だけどキラキラな笑顔で、等身大な彼らが歌うからこそ意味があって。
だから、
これが神様の歌になっちゃうと、
なんだか、違う気がして。
（だって、神様は魔法使わなくていいでしょう？）
いや、これは、そういう演出だから、それでいいんだと思うんです。
ただ、私には、ちょっと、美しすぎたな！
（話はそれますが、カツンは神様でもいいんだよな★
あいつらは、神様になろうとイキがってるのが本当に可愛い★）
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相方が「ＤＶＤを見てるようだった」って言ってましたが、
どこか、そんな感じでもあったかもしれない。
キレイに収まりすぎていて、どこか現実味がないほどだった！
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それで。
帰ってきて、
「しばらく嵐ファンをお休みしようと思います」
っていうニッキを、書きかけたのです。
で、
「マイガール」を聞きながら書こうとしていたんですが、
「マイガール」って、別れを受け入れる曲、じゃないですか？！
（相手は死んでいる設定だからどうしようもないんですが）
そんな、
別れてしまった相手に「ありがとうの思いを伝えたいよ」って。
それは、苦しいほどに真実らしい「ありがとう」に聞こえて。
嵐に「さよなら」を言おうとしたら、
「ありがとう」と伝えたくなって、
そしてそれは「もっとそばにいたい」っていう気持ちに変わろうとして。
そうしてジタバタしていたら、極め付けに、
ＭステＳＰで、
嵐のこれまでのＭステの映像が、まとめて流れてきて。
それを見ていると、
初期の頃の、まだまだ不完全な嵐が、
全然格好良くないのに、
ものすごく一生懸命パフォーマンスしている姿があって。
それは間違いなく、街の小さなケーキ屋さんの、
へっぽこな魔法使い達で。
それを見てたら、泣けてきて。
ああ、この日々の延長に嵐がいるんだ、って。
「もうちょっと、ファンでいてもいいですか★」
って、
そう思いました。
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いやもう、
本当に、完成度の高いコンサートだったと思います！
大ちゃんのダンスはキレキレで、
ターンにポーズ、どの曲も、ソロなみの気合と美しさがあって、
見ているとドキドキした！（ドキドキしてるんじゃん！）
松潤は「気合」っていうより「気迫」。
そう、今回はアリーナ中央のお席だったんですが、初めてコンサート前の気合入れをちゃんと聴いて、鳥肌立った！
相葉ちゃんは基本的に可愛いのに、
ソロを踊るときどんぐり眼で真剣な顔をしてて、その顔が忘れられない☆
ニノはやっぱり策士だなー、
中間部、バンド伴奏で、ちょっと踊らない曲が続くところ、
ちょっと大ちゃんを触ろうとするだけで会場が沸くってこと、
分かっててやってる感じ（とその表情）がタマラン★
翔クンは、３メートルの距離に接近しましたが、お肌プリプリで真白でびっくりした☆
そして、最後の挨拶。
翔クン、新曲（どの曲？）の歌詞を引用して、「そして時は動いていく。もう何を言われてもいい」みたいな部分を、自分の言葉として「そうだと思うんです！」語っていた点に、すごく感動した。
翔クンは頭いいと言われているけど、知性も感性も、天才肌というよりは、普通の人に近い気がします。
だけど、普通の人が、いっぱいいっぱいアンテナ伸ばして、ものすごい努力で考える。
その考えるパワーこそがすごい。
そして、普通の人がすごいパワー込めて紡ぎ出した言葉だからこそ共感を得るし、感動するんだと思う。
ところでananが楽しみ（←どこが嵐ファンをお休み、だ！笑）
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しかし、それ以上にThey武道にドキドキしていた自分！笑
いやもう、あの子達の楽しそうに踊る能力、ハンパないな☆
山本亮太のラブソー、なーんて可愛いんだ☆片方の肩をちょっと出してるし☆ちょ、カメラさん、山亮を抜かなくていいんですか？（真顔☆）
高橋竜くんは髪が伸びて、「短髪のイケメン」→「普通髪のイケメン」と変化を遂げていた！
山亮がデレ的に踊るのに対して、竜くんはツンすぎる[m:246]★
でも、そのツンとしたダンスがキレイすぎてもうヤバい☆
（ちなみに、またまたピルエット観察してみましたが、やっぱりキレイだった☆）
江田剛くんは髪のセットがちゃんとしてたような？！
うーん、あのソフトマッチョで笑顔で踊る感じがなんかヤバい☆
あと、M.A.D.は兄組もいて、すごく嬉しい☆
福ちゃん優しそうすぎる〜☆
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ああー！
「しばらく嵐のファンをお休みします」
っていうニッキを書こうとしていたのに！
でも、
いざ嵐に「さよなら」を言おうとしたら、
「さよなら」より「大好き」が溢れてきてしまって。
顔を上げて前を見てみると、
新曲もいい曲じゃん！
やっぱり好きなんだな☆
これからヤツらは、間違いなく、コンビニのスイーツを作る仕事をしなくちゃいけないんだろうと思う。
それなら、
コンビニのスイーツでいいさ！
いっぱい味わっちゃおう★
さあ、日本中のコンビニで、次の魔法をかけやがれ〜★
うん、それも、ドキドキする！
……って、レポに全然なってない日記で、すみませんでしたー！
