「少年たち 格子なき牢獄」レポと考察
A.B.C-ZとKis-My-Ft2の舞台「少年たち 格子なき牢獄」、
9月4日2部と5日1部を見てきました。
(以下、ネタバレです。ご注意ください。
記憶、だいぶ間違ってるかもしれません、順番もセリフもぐちゃぐちゃですが、ニュアンスでどうぞ。
ちょこちょこ感想や考察も入ってるので、これから観劇予定の方は、読まれない方がいいと思います。)
◆オープニング
この舞台の主役は、トッツー。
トッツーの語りという形で、物語が進みます。
「いつの時代も、少年たちは…」と、話し始めるトッツーの語り口調がとても柔らかくて、誠実で、
その語りの質感だけで、まずは舞台がトッツーの体温に温もります。
そして、「昔の少年たち」を表現する、殺陣パフォーマンス開始!
(ざ・ジャニーズばんさい!笑)
槍を持ったスノーマン(白虎隊のイメージ)や、藤ヶ谷弁慶が登場、
テンポ良く殺陣!
なぜか玉ちゃんが短銃を持って登場し、
「やっぱ、これゼヨ!」「これは金になるゼヨ!」などと謎の土佐弁を話すっwww(か、可愛い玉ちゃん)
その後、殺陣で敗れたみっくんが「人は見かけじゃないんだよ」という微妙なセリフを、極めてカッコよく言って倒れる!
と、
「【昔】の少年たち」を見ていたはずなのですが、
いつの間にか舞台は、少年院で、制服(つなぎ)を来た「【現代】の少年たち」にすり替わっています。
◆少年院
少年院では、新入りの少年トッツーが、日記を綴る形でお話が進みます。
(その日記の文章が、すごく素敵!)
トッツーは、ブランコに乗せてもらえなかったり、ベンチに座らせてもらえなかったり、仲間外れになります。
【9月4日、河合に怒られた。ブランコには順番があるそうだ】
って、
日記が、トッツーの独特の、笑顔の中に悲しさがあるような情感で読まれるのが愛おしい。
後の場面では、藤ヶ谷に、もっと意地悪されます。
藤ヶ谷と並んで食事するトッツー、
食べ物を藤ヶ谷に取られてしまいます。
それを見て、怒るのではなくて、自らゼリーまで、藤ヶ谷に差し出すトッツー。
すると藤ヶ谷、
「俺はゼリーが嫌いなんだよっ!」
って切れる(超怖い顔で言ってるのに、か わ い い)www
逆に藤ヶ谷が、
「お前は嫌いなもの、あるのか?」
って聞くと、
トッツーが「牛乳」って。
そしたらね、藤ヶ谷が、
真顔で、
「牛乳は身体にいい。飲めるようになれ」
って、
自分の牛乳を「ぽんっ!」って、トッツーにパスするの。
なんでもないのに、印象的なシーン!
◆ここにいる理由
ここにいる誰もが、理由を抱えていて。
重い犯罪を犯した人もいる、
自分の父親を刺した人もいる、
誰かをかばってここに来た人もいる。
重いテーマの中、
ふみきゅんは「俺は…、詐欺師!」と、明るく言います。
すると、塚ちゃんが「殺陣師?!(←”詐欺師”とひっかけて) アクションとかに興味あるの?!」って、かなり無理のあるツッコミを入れてました!
宮田は、「騙された金貸しを刺した」。
もともとロックバンドのドラマーだった玉ちゃんは、「病気の妹のために…」と罪を犯します。
(その玉ちゃんのドラマー時代が再現されて、なぜか「風の子一等賞ー♪」という強烈な歌が演奏される!笑
とりあえず、ドラム叩く玉ちゃんカッコ良すぎる!
そしてこの歌、
歌詞は「日本昔話」みたいなのに、曲がちょーロックで、歌ってる藤ヶ谷が超キメ顔(Hair級)なので超面白い!笑
どうやら「嗚呼思春期」っていうタイトルらしい、爆笑!)
でも、
みっくんだけは、理由を語ろうとしません。
◆香港VS秋葉原
という流れからの、コミカルシーン!笑
なぜかスクリーンには香港の街並み、「1カ月前」という表示!
そして、ホンコンさん(「Dream Boys」でおなじみの河合キャラクター)が登場っ!
「みなさん、コンニチーハっ!
私の名前は、ホンコンタイワーンっ!
みんなから、ホンコンさんって呼ばれてます、よろしくねっ!」
そしてふみきゅんは、FENDIの偽物のバッグを売ろうとします。
「お客さん、このバッグどうー?
15万円のところを…、1万5千円っ!」
(5日2部は「10万円のところを9万5千円」にしてて笑いを取ってた! こういう笑いを作るの上手だなー! さすがアイドル芸人!笑)
「じゃ、3千円でいいからっ!
帰りに受付に3千円置いていってね
あっ!
本当に置いて行ったらだめよー、
そうすると、これからこのコーナーなくなるからねー、
ホンコンさん、出番なくなるからねー」
ってふみきゅんのアドリブすごいっ!笑
さて、
舞台は秋葉原へっ!
(秋葉原へジャンプするとき、4日2部はスクリーンの切り替えが遅くて、ふみきゅんが「あら、ジワジワ変わったわね」って言ってた! もう、本当アドリブ能力高くてびっくりする、しかも楽しそうなの!)
その秋葉原、
聞こえてくる音楽は「恋のABO」……、
(ってか宮田はNEWS担さんに全力で謝った方がいいと思う!笑)
そして、あのピンクのTシャツ「宮T」を着用した男子、宮田(withあべりょ、宮舘)が登場っ!
「ATフィールド全開っ!!」(エヴァだw)と言いながら舞台を走る宮田
きゃぁ、電波wwwww
そして、ふみきゅん(with残りのスノマン)と対決することになりますっ!(なんちゅー展開! キン肉マンか!笑)
ふみきゅんから喧嘩をふっかけるんだけど、
ふみ「みやった〜」
スノマン「みやった〜」
ふみ「みやったぁあ〜〜」
スノマン「みやったぁ〜〜」
ふみ「みやったったたたぁあ〜〜」
スノマン「みやったったったたぁあ〜〜」
ってアカペラのコーラスが超おもろい!笑
てか上手い、安定感がある、ドスが効いてる、でも歌詞「宮田」!笑
最上級の技術を使ってアホなことをする、っていうこの風景に萌えw
しかし、最上級の技術を使ったアホは、そこだけに留まらなかった!!
宮田とふみきゅんが、ダンス(ヲタ芸)で対決するのですが、
このヲタ芸ダンス、
宮田はさておき(えっ)、あべりょと舘様のダンスのキレ具合が半端ない、ちょーキメ顔でシャキシャキとヲタ芸してるの、面白すぎるーwwwww
スノマン、磨いてきたダンスの技術をここで使っちゃっていいの?!
ダメだよ安売りしちゃ、
甘くて酸っぱいとこ残しておいてwwww
とまあ、完璧なコミカルシーンでございました!
メインでやりきった俊くん、私の誇りだよっ!
◆五関と千賀
そして、ここで、五関VS千賀のダンス対決シーンっ!
五関様は、動きのひとつひとつが緻密で、表情豊か、セクシー!
対する千賀は、動きに重量感があって、ドスンドスンとココロに響く!
息を飲んじゃうコラボでした!
◆繋がっていく心
さて、そんな牢獄にも、時間が流れ、
だんだんと心が繋がってゆきます。
日記。
【12月5日 宮田が虹の話をしてくれた。日本で一番虹がきれいに見えるのは、沖縄らしい】
そして、
宮田が腰かけてニコニコと本をめくりながら、星について語るシーン。(はぁああああメルヘン宮田)
【塚田が、鍵の開け方を教えてくれた。ハリガネ一本あれば、どんな鍵でも開けられるらしい】
っていうのもあったな!
◆ブランコ
さて、最初のシーンでは、乗せてもらえなかったブランコですが、
北山と二人きりになったトッツー、
「乗っていいよ」
って言われます。
「えっ、でも順番が…」って言うんだけど、
みっくんが「誰も見てないから」って、乗せてあげます。
ここで、二人は、ここに来た理由を話します。
トッツーは、孤児で、
施設で育ったということ。
そして、誰かに両親のことを侮辱され、侮辱した相手を殴ってしまったということ。
「(おかしいよね。)両親の顔も知らないのに」
って。
笑顔で。
一方みっくんも、
親を失ったことを話します。
ある日、弟が、両親が事故に逢う夢を見た、
するとその後、本当に両親が事故で死んでいた。
そんな話をしながら、
ブランコに乗っているトッツーの背中を、
みっくんがトーンと優しく押します。
「おやすみ」
「おやすみ」
そんな、
その日のトッツーの日記。
【僕は、この場所が好きだ。
ここには、「おはよう」や「おやすみ」を言う仲間がいる。】
◆入浴シーン
そしてあの、ワイドショーで流れた、話題の入浴シーン!!
みんなが囚人服を脱ぎ捨てて、
(本当にポイって脱ぎ捨てるの! 脱ぎ捨て方が可愛いったらふ・じ・が・や!笑)
入浴ダンスを披露しますー!
ちょ><
もう、宮田のツルっとした体(だいすき)にロックオンしていたので、他の人を見る余裕はなかったんですが、
遠い記憶では、
・ふみきゅんが「おはようございまーす!」「元気ですかー!」とか(でも視線が…下なのwww)、
・塚ちゃんが「(きらきら星のメロディで)ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUWX…Yっ!」ってY字バランスしたり(4日2部)、
・同じく塚ちゃんが「ぞーうさん、ぞーうさん、お鼻が長いのね」って、手をブラブラさせながら歌ってたり(5日1部)(その塚ちゃんをビビりつつ見てるエビキスメンが楽しすぎた)、
・エビのオリジナル曲「Crush」を歌いだして、「Crush, Crush!」ってとこを「ウォッシュ、ウォッシュ!」ってみんなで合唱したり。
もう、
この、ありえない(羞恥な)場面を、それでも、みんなで楽しんで行こう、ショーとしてちゃんとやろう、という心意気がビンビン伝わってきて感動したっ☆
嵐担さんには怒られるかもしれないけど、わたし的には、「A・RA・SHI」のスケスケ衣装的な、【眩しきシュール】に映りました。
最っ高!
本人たちも、決して自ら望んだ状況じゃないけど、恥ずかしいながらも、それを仕事として受け入れて、最終的には楽しみながら、ちゃんとキラキラ笑顔でやっていく、っていう。
(ちなみに、10周年のスケスケ「A・RA・SHI」になると、その「恥ずかしい」が、ちょっと変質しちゃってる気がするんだよね。プロとして、出来上がっちゃってる感じで、「恥ずかしさ」すら演出として作り出してる感じがして、そこまで萌えない)
桶ダンスも、初日に比べるとだいぶ短くなってしまったみたいだけれど、
それでも、その非日常的な光景、10人並んで、桶でダンスしてる、っていうのを眺めているだけで楽しかった〜!笑
はあ、桶、ありがとう!笑
◆看守
しかし、そんな楽しい入浴の時間も、看守によって破られてしまいます。
今回、看守がスノマンで看守長が真田なんですが、
この看守がカッコいいのなんの!
まず、看守の制服がカッコいいし(関ジュの看守の衣装と全然違ってて、関ジュレポ見てびっくりした)、
特に真田の衣装だけ、ウェスト位置が高くて、ガッシリした体のウェストがキュっと締まってて、
ベレー帽も似合ってて、もうっ!
看守は、トレーニングをしている風なダンスがあるんですが、
これが、すごくハードなダンスで!!
匍匐(ほふく)状態からイモムシみたいに飛び上がって、
他の人を飛び越えていく連鎖のような運動。
そのキビキビした感じがステキで、
本当キュンキュンしました!
◆藤ヶ谷と橋本
さて、
藤ヶ谷と橋本は、
なぜか同じ日に【特別外出許可】を申請します。
実は、同じ人の墓参りのためでした。
藤ヶ谷の敬愛していた実の兄を、橋本も兄のように慕っていましたが、
ある日、藤ヶ谷と兄が登山していたところ、
兄が「橋本についてやれ」と藤ヶ谷と別れ、
その後、事故死したのでした。
確執を残し、二人は憎みあっています。
◆脱獄へ (…少年院も「脱獄」っていうの?(小声))
看守は、ひどいことをします。
暇つぶしに、と、「玉森の病気の妹が危篤だ」という嘘を教え、
玉森の不安をかきたて、しかし玉森の外出許可を与えない、というのです。
(ここの、看守長・真田の悪人演技がすごいっ!)
そんな看守の態度に憤ったトッツーは、決心します。
「ここを、出よう!」
脱獄です!
トッツーは、綿密な作戦を立て、
(…宮田がIT班なんだけど、大丈夫?!
宮田、キーボードの「F」の位置が分からなかったらしいよw)
みんなの力を合わせて脱獄を試みます。
宮田が、キーボードをカチャカチャ打ちながら、
「第一の扉、解除であります!」
とか言ってる口調がアニメで可笑しいwwwww(可愛い)
そして、
注目は、ここの塚ちゃん!
アクロバットしながら、舞台を縦横無尽に跳ね回って、
(演舞城のラストみたいな)斜めのセットをピョンピョンクルクルと飛び回って移動するんだけど、
その身のこなしの軽やかなことと言ったら!
もう、「ジャニーズJr」とかじゃなくて、一人の表現者として、すごい。
桶ダンスでのアドリブ(ぞうさん)も、塚ちゃんが独特のカラっと晴れた明るさでムードを作っていましたが、
自分がどう動けば舞台が輝くか、っていうことを、すごくよく感じているみたい。
(相方は、プーシリーズの大野智みたい、って言ってました)
途中、階段を下りるマイムのコミカルな息抜きも加えつつ、
脱獄は進行していきます。
◆藤ヶ谷と橋本、再び
さて、憎みあっていた藤ヶ谷と橋本。
橋本は、独房で折檻を受けています。
(この、看守(スノマン)の剣幕、殺気があって素晴らしい!)
そんな橋本の部屋に入る藤ヶ谷。
「自分も橋本を打ちたい」という冷たい目で真田を見て、
折檻の棒を受け取る藤ヶ谷。
しかし、
次の瞬間、
藤ヶ谷が叩いていたのは、橋本ではなく、看守長の真田でした。
続けざまに、看守たちを次々に殴る藤ヶ谷。
(この殴り方がカッコいい、カッコ良すぎるっ
藤ヶ谷の立ち方、動き方、ひとつひとつが輝きすぎてるんだよっ
これ重要指定文化財なので、DVDに残すようにっ!ジャニーさん、聞いてる?!)
そして、傷ついた橋本に肩を貸し、
二人は脱獄の途に着きます。
◆脱獄の果て
いよいよ逃げられる!
全員が脱出した、と思ったそのとき、
トッツーだけがまだ、少年院の塀の上にいました。
「僕はここに残る!」
トッツーは、この場所が好きだから、ここに残ると言って、仲間が呼んでもその場を動きません。
そう、トッツーはこの場所が好きだったのでした。
身寄りのなかったトッツー。
でもここには、星の話をしてくれる友達や、ブランコに乗らせてくれる友達、牛乳を飲むように言ってくれる友達がいたのでした。
「おはよう」や「おやすみ」を言う、家族みたいな仲間が。
「撃てっ!」
その看守長の掛け声で、
トッツーは、撃たれてしまいます。
まっすぐ前を向いたままで。
動かなくなったトッツーを囲んで、
少年達が泣き、嘆きます。
残されたのは、戸塚の日記。
そこには、戸塚の想いが綴られていました。
さて、
トッツーの死のシーンからその後、最後の歌にかけて、
もちろん悲しいシーンなんですが、
それにしても、5日1部はみっくんが号泣で。
(ふみきゅんと太ぴーも、ちょっと泣いていて。)
「えっ、何かあったの?!」って、
宮田を見たいけど、思わずみっくんから目がそらせなくなるほどの泣き様で、歌も言葉に詰まって歌えなくなっていて。
他の回に入った人の話だと、みっくん、毎回このシーンで感情高まって、泣いているということではあったんですが、本当に、すごい極まり方で。
これが演技なんだとしたら、なんという真剣さなんだろう。
その涙に、戸塚の死が本当に悲しくなって。
胸が、ジーンとしました。
◆その後
この事件が明るみになり、
少年達は刑期を大幅に短縮され、まもなく釈放されることになりました。
(えっ、殺人とかしてるけど大丈夫?とか考えたら負けですよね、分かります)
看守長は、責任を取って、解雇。
社会へと戻っていく少年達と入れ替わりに、
今日も、
少年院には、新しい少年たちが入ってきます。
その中には、北山の弟(岸本くん)もいました。
実は、北山は、弟の放火の罪を庇(かば)って、身代わりに少年院に入っていたのでした。
「僕は、罪を償うためにここに来たんだ」と言う弟。
しかしそんな弟を、新しい看守長は見逃して、入所免除にしてやります。(えっ、とか考えたら負けですね、分かります)
◆10年後の少年たち
ここは日替わりコーナーのようです!
私は2回観劇したんですが、2回とも宮田(担当)・塚田・玉森・北山の回でした、
神様ありがとうございます><
・塚田
塚ちゃんは、10年後、「塚田錠前店」を開業していました!笑
「はいっ、塚田錠前店です、どんな鍵でも5分で開けます!」がキャッチフレーズ!
しかし、かかってきた仕事の電話を取ると……、
「はいっ、車の鍵ですね、でしたら30分で開きますっ!」
って、
5分じゃないんかいっ!
(と、すごく気持ちのいい笑いが場内を満たす)
お休みの日は、研究もしているらしく、テーマは「絶対に開かない鍵」。
そうすれば、昔の僕みたいなワルもいなくなりますからね、って。
そして、
「これが、僕の心の鍵を開けた、妻です」
って爽やかに言うと、
客席から「ひゅう〜〜」!
このシーン、塚ちゃんの喋りも聞きやすくて、
塚ちゃん、シーラブの頃から本当に、メキメキ成長したな、って思いました!
本当に好演だった!
・宮田
さて、そんな爽やかなシーンの後、
登場したのは宮っち!
「10年後。
俺はまだ、萌え続けていた…」
って、
やっぱりピンクの宮T着用ー!笑
宮田の後ろには、なべしょとあべりょが子分のようについていて、
宮田「どうだ、研究の成果は?」
あべりょ「セーラー学園のサナエちゃんのフィギュア、できましたっ!」
宮田「見せてみろっ」(偉そうな顔)
(フィギュアを差し出すあべりょ)
宮田「バカっ、セーラー学園はブルマじゃなくてスク水(スクール水着)だぞっ!
もっと自分の萌えを追求しろ!」
あべりょ「分かりました」
続いて、
宮田「お前は何萌えか、言ってみろ!」
なべしょ「自分は、『パンをくわえて走ってきた子とぶつかっちゃって、”あっ体に触っちゃった”ってなって、次の日転校生が入ってきたらその子で、”あっ、昨日の変態!”って言われる』萌えでありますっ!」
って、なべしょ、超スラスラと話して、
喋りきったなべしょに、この日一番の拍手喝采っ!笑
宮田「お前、やるなっ!」(ちょっとキョドり気味で)
って言いつつ、
宮田「オレは(なに萌えかと言うと)なっ!
メイド服を着て、こうやってクルクル回ってる(と、ひらひら回る)、玉森裕太ちゃん萌えだ〜〜っ!」
って言うと会場「ぎぇーーー笑」ってなって、
宮田、逃げるように退散っ!笑
・玉森
玉ちゃんの妹は元気になって、今度ライブに来てくれるのだと。
・北山
最後にみっくん。
舞台には、誰も乗っていないブランコがあります。
みっくんは、話しかけます。
「戸塚。
お前が死んでから、俺達は、ちょっとずつ変わった。
あれから、みんなそれぞれの道を生きているけれど、
ここ(少年院)に戻ってきたやつはいない。
俺も、子供ができたんだ。
これで、社会の【格子なき牢獄】に入る、ってわけだ」
と言って、
コーン、とブランコを蹴ります。
エンドロール。
途中ですが、ちょっと考察。この【格子なき牢獄】は、舞台のタイトルにもなっているんですが、
散々「格子の中」の世界を演じておいて、実は、私達が暮らしている「格子の外」の世界も同じ牢獄なんだよ、ってリンクさせるところが、ちょっとだけ文学的な手法かな、って思ったりもします。
そして、
その「格子の中」の世界は、オープニングの「昔の少年たち」ともリンクしていたわけで。
時代を超え、立場を超えて、【牢獄】…なにかに囚われて生きている私達だけれど、
そこに「おはよう」や「おやすみ」を言える仲間がいたり、ブランコを押してくれる仲間がいたり、
そういうことがあるんだよね。
そんなふうに、壮大なスケールの孤独と愛がいろんな方向にシンクロして、胸に不思議に共鳴するストーリーでした。
◆SHOW TIME
・洋楽メドレー
「NEW YORK NEW YORK」とか、「好きにならずにいられない」(?)とか、ジャニっ子がよく歌うミュージカルっぽい曲から始まります!
この舞台、設定がブロードウェイのミュージカルに近い感じがしたので、
それを意識したのかな?
さらに、SHOW TIMEだけど、最初は(死んでしまった)トッツーがいなくて、途中で神々しく階段の上から登場するという演出もあり、
なんか泣けました、トッツー is back!
しかし、途中で、なぜかローラースケートに乗った藤ヶ谷が、一人で、ダンディー版「パラダイス銀河」を歌いながら登場してきたりして(至って真面目に!笑)、
えええええ?
って思ったりしました!笑
(滝ちゃんねるだったかな、宣伝で、「SHOW TIMEは自分達プロデュースでやるので、自分で作曲した曲も使って…」とか千賀が言ってなかったっけ? あれどうなってるの?笑)
・スノーマン
スノーマンも1曲!(曲名分からない)
みんなよく踊ってて、最高だったよ!
・「Vanilla」(エビ)
エビはバニラ!
もう、生バニラってだけでワクワクするっ!
最初のくるくる回るフォーメーションだけで素敵すぎるんだってば☆
・「Fire Beat」(キスマイ)
5人でのこの曲は泣きそうになるよ、ってことだったんですが、
2人の次のお仕事の話もチラホラ入って来ていたし、前向きな欠席だった、っていうことで、私は結構、冷静に(いやアツく)見られました!
みっくんと太ぴーのラップ部分、すごく迫力と重みがあって、
その「音」だけでゾクゾクしたっ!
あと、(超個人的な感想ですが)
「【バンバンバン】俺らの出【番】」のバンバン言うのが3人になっちゃったので、
【バンバンバン】が、まるで俊くんの声に聞こえるではありませんかっ☆
俊くんにBANGって撃たれたー☆(※個人の感想です)
・フィナーレ
最後の歌、ジャニ舞台のエンディングにふさわしい、希望に満ちた曲。
もう、「風の子一等賞」と合わせて、サントラ出せばいいよ!
(さらに「風の子一等賞」はシングルカットすればいいよ!)
みんながいい顔で、一生懸命歌ってる(みっくんは泣いちゃって歌えない)この景色を見られただけで、
本当にこの舞台を見て幸せだったっていう気持ちになれる、そんなフィナーレでした。
◆挨拶、そして私の感想
最後はトッツーが、「ありがとうございました」って感謝の気持を伝えてくれました。
「この舞台は、演じている一人ひとりが、その場で感じたことを、その場で表現したりしながら作っています。
だから、毎回、少しずつ違った舞台をお届けできると思います」
って、
舞台だから当然な気もするんだけど、
でも、これが、彼らにとってすごく大切なことなんだな、って感じられて。
ジャニーズに入って、言われるままに舞台に立ってきたに違いないエビキス、スノーマンの面々。
最初は、部活みたいなものだったんじゃないかな、って推測します。
ただ、「みんなとやるのが楽しいから」「先輩にあこがれるから」「アイツ(とか自分)に負けたくないから」やってる、って。
だけれど、「舞台」の面白さや可能性に、だんだんと気付いてきて。
そして、「毎回、その場で感じたことを表現する」のが、とっても面白くなってきた、そういうプロとしての舞台。
それってとっても、感慨深い。
今回の舞台、2週間前の京セラドームMCでは、「実は、まだ脚本ができてない」って言ってて。
それを聞いて私、「ああ、急いで作った、やっつけ仕事の舞台になっちゃうのかな」って思っていて。
DVDにもなっているタッキーの舞台「One!」も、同じぐらいの突貫工事で準備された舞台だったんですが、これ、(主役のタッキーはビシっとしていますけれども)、周りは結構ユルいところもあって。
(いや、もちろん、見どころもあるし、とっても楽しいのですけれども!)
「少年たち」も、きっと、その位の完成度のものだろうな、って見に行ったら、予想を裏切られた!
ダンスも、セリフも、小さな演技も、すごくレベルが高かったと思うし、
立ち位置の移動ひとつにしても、ものすごくキビキビキビっって移動していて、緊張感がすごかった!
「ああ、プロの仕事だな」って、思いました。
このままミュージカル団員として、やっていけるんじゃないか、っていう位。
エビは、たった数ヶ月前のシーラブの頃と比べても、すごく見せ方・話し方が上手になったな、って思った!
スノーマンが、すごい好演だったのもびっくり!
だって、去年のドリボでは、セリフがひとつぐらいしかなくて、それを言うのに必死でテンパってたスノーマンが、ですよ?!
それが今では、さなぴーが人を蹂躙したり、なべしょが(萌え語りの)長セリフで、お客さんを沸かせる、っていう、この成長っぷり!
前回の滝ちゃんねるでの純真さと合わせて見ると、もう感動してしまって><
キスマイは、演技に関しては、去年のプレゾンのレベルを保っていた、という感じかな?
キスマイに関しては、演技力というよりは、オーラとプライドに感動した、という方が正確かもしれない。
中でも、みっくんを中心に、舞台の最後で泣いちゃうほど「気持ち」を入れていこう、っていう、ひとつひとつの舞台に対する真摯さが、すごかった。
あと、石垣くんと後藤くんもありがとう!
丁寧に演奏してるな、って伝わってきたし、途中、トッツーとハモるところ、トッツーとアイ・コンタクト取ってるのが素敵だな、って思いました!
もう、みんなが、大好きですっ><
最後にひとつ。
この舞台、客観的に考えても、主役・トッツーが素晴らしかったと思うのです。
トッツー、自分が「前に前に」って出ていく方ではなくて、静かに、でも信念を持って、生きている人、っていうイメージがあって。
「存在の美しい軽み」?
そんなものを感じてしまう人で。
そんなトッツーが【日記を読む】っていう、そういうふうに紡がれる日々が、虚構なんだけれど、どこか虚構ではないようで、
引きこまれました。
【12月5日 宮田が虹の話をしてくれた。】
【ここには、「おはよう」や「おやすみ」を言う仲間がいる。】
大好きなセリフたち。
今も、その言葉が胸に、真っ白なシルクみたいな肌触りのまま、ひらひらと、はためいているようです。
というわけで、
長いレポと感想になりましたが、読んで頂いた方、ありがとうございました〜!
(あと、最後にもう一度書かせて頂くと、桶は最高でしたっ!(照) 短くしないでー!笑)