幸せなSHE LOVES ME
幸せな舞台でした!
◆概要とあらすじ
ブロードウェイ・ミュージカルを、(ジャニとしては)小さなホールで上演したものなんですが、
なんともハッピーなミュージカル、幸せな気持ちになりました☆
お話は、
ケータイもない時代、香水店に勤める男の子が、見知らぬ相手と文通して恋心を募らせていたのだけれど、
会ってみると実は、同じ職場のやんちゃな女の子だった!というお話!
「りぼん」「なかよし」もびっくり!なシンプルさですが、
歌ったり踊ったり笑ったり、ミュージカルの大切な要素が余すところなく詰まっていました!
◆音楽も楽しいSHE LOVES ME
音楽的にも、結構ハイレベルなことをやっていたこの舞台!
例えば、「Thank youマダム」という挿入歌があるんですが、
これ、1人1声部で歌って、最後は面白い不協和音で終わるというアンサンブル。
これ、原作のミュージカルそのまま、この和音で歌えてました、ハーモニー完璧☆
(ジャニで生で不協和音をきちんと鳴らせてるの、初めて聞きました)
すごい☆
さて、圧巻だったのは、クリスマスのシーン!
クリスマスに向けて高まる気持ち、忙しい準備、
そしてついに来るクリスマスの華やかさ☆
そんな雰囲気を、歌が本当に見事に作っていて!
オケも最高!
昨春の舞台「グリーン・フィンガーズ」では、回転舞台の中心にオケピがあってびっくりしましたが、今回は、舞台の上方にオケピが浮いている構造で、
7人という小編成ながら、上質の音楽がタイミングよく流れ出してくるのも、本当にドキドキした!
「ああ、私も弾きたい、あのアンサンブルに入りたい!」って思いました、
それほど楽しい空間でした!
◆出演者もステキなSHE LOVES ME
出演者の皆さんも、すごくステキでした!
特に、恋人の神田沙也加ちゃん(松田聖子の娘)ちゃんがハマり役!
お転婆な表情と、可憐な歌声、ちょっとアニメっぽい聞きやすい声。
あんまりミュージカルっぽい(ビブラートばりばりっていう)歌声じゃなくて、
すごく素直でストレート、パステルな歌声で、新鮮でした!
知念里奈ちゃんとのハーモニーも素晴らしかった〜!
(YOU達、二人でテゴマス歌っちゃいなよ、と思ったほどだった)
◆藪くんがステキなSHE LOVES ME
さてさて、我らが(?)藪くんは!
というと、演技も歌も、フレッシュな感じでした♪
でも、
その素直で純朴な感じが、文通でしか恋ができなかった主人公に、ぴったりだった気がします!
「恋」は、
その恋は、人生に一度しかなくて。
自分がまだ未熟者でも、
この身ひとつでその「恋」に向かっていかなくてはいけない。
そういう意味では、
大切な「恋」みたいな、舞台だったと思います。
楽しい場面を心から楽しんで、
お客さんに笑顔をあげたくて、頑張って。
そういうひとつひとつが、すごく暖かで、ステキな「恋」でした!
この「恋」の香水のひと吹きを、今この時、一緒に体験できて良かったな!
◆トッツー・塚ちゃんもステキなSHE LOVES ME
さて、今回は、お店の同僚シーポスと、配達人のラズローが、ダブルキャスト。
今回は、戸塚・塚田の回でした!
二人とも、すごく楽しそうに、いきいきと演じてました、
その笑顔が大きくて、それだけでもう、満足!
一人で堂々と話し、一人で堂々と歌い、一人で堂々と演じる。
アドリブを入れたり、コミカルな動きをしたり。
(カフェ・インペリアルからトッツーが這って出て行くアドリブ、演舞城で瀕死だった三郎を思い出したんですが、私だけですか!笑)
塚ちゃん、最初に自転車で入ってきて注意事項をしゃべるところ、
「光る竹林……、あっ、間違った、これは革命のセリフでした!」
って冗談を言って、パチッとおでこを叩いて、イタズラな笑顔で舌を出したんですが、
それが本当に美しくて。
このお芝居をコミカルに明るくするっていう役割を、本当にちゃんとできてるんだな、って思いました!
ジャニ舞台で身につけた技能を、今度はステップアップして、外部舞台で一人の役者としてきちんとこなす。
ジャニを超えて、一人の表現者として、着実に力をつけている!
そして、
目の前のお客さんを、きちんと幸せにしている!
「トッツーつかちゃんがいるだけで幸せ」じゃなくて、「堂々と芸をして、幸せ」にしている。
これって、すごいことじゃないかな?!
思い返せば、
カウコン映りこむえびきすを見たとき、ちょっとお疲れなキスマイに比べて、エビがすごくいい表情をしていたのが印象的で。
ああ、
きっと、今、いい仕事をしているからなんだろうな、って思いました。
(ふみきゅん・五関サマのシーラブも見たかったな)
◆音楽監督さんのブログ
白石准さんのブログ「青く光る脳」
http://juninho.blog16.fc2.com/
この中で、ステキなエントリーを見つけました!
Showほど素敵な商売はない1
http://juninho.blog16.fc2.com/blog-entry-1119.html
今回の仕事は、白石さんにとって「他流試合」(=ジャニーズ舞台)なので、
周囲に心配(笑)されたけれど、ところがどっこい、すごく面白かったんだ、って。
一過性の(例えば変顔をするような)笑いじゃなく、本当に技で笑わせる真面目な笑いがあるんだって書いておられて、ちょっと感動してしまいました。
特に、演出の錦織さんを絶賛☆
なんだか、外部の音楽家の方まで巻き込んで、こんな楽しいパワーの渦巻きに巻き込んでいけるジャニーズ・エンターテイメント、ステキだな☆
そうなのだ、SHOWはステキなのだ☆
◆といっていたら、なぜかSHOW TIMEがあったSHE LOVES ME
そうそう、劇が終わっても誰も席を立たないので「?」と思っていたら、
なんと劇の後にSHOW TIMEがありました、それもヘイセイ曲とか藪くんソロ曲とか少年隊曲!笑
すごいー、
今回は外部舞台(外部の役者さんたちの舞台に、ジャニが主要なキャストとして入っていく)だと思ってたので、びっくりした!!笑
ヘイセイの「Star time」大好きな曲だったので、なんだかここで聴いてもジーンとしました☆
でも3人は少ないよ〜!
と思ったら、植草さんが出てきた!笑
なんか肩にハトを乗せて登場して、笑いを取ってました、エンターテイナー☆笑
◆まとめ
「感動して、これからの人生が変わった」というよりは、「今、この瞬間、心が幸せになった」という感想が残った舞台でした。
いや、それも、ある種類の「感動」なのかな!
誰にでも訪れる恋、
誰にでも訪れるクリスマスが、
愛しくてたまらなくなりました☆