関ジャニ∞コンに大きく拍手したい

年末12月30日に参加してきました、∞コン「KAJANI∞ DOME CONCERT 2009-2010」のレポというか感想を。
本当にステキなコンサートでした。
◆開演前

入場すると、カウコンでも映像が流れた通り、ものすごいメルヒュエンで巨大なメインステージ☆
これ、
びっくりしたんです!

∞って、
「大きくて豪華なセットを作るより、少しでも座席を増やして、たくさんのファンの人に見てもらいたい」
っていうグループで、
これまでの∞コンのステージは、どれもすごくシンプルだったから!

これ、
後からヒナちゃんが、
「すごいステージでしょ? こんなん見た事ないでしょ? 初めて∞のコンサートに来てくれた人、こんなんが当然と思ったらいかんで!」みたいに、
自ら突っ込んでました☆笑

よく見るとステージはお城のセットで、
開演少し前になると、

【 ◎ ◎ 】

っていうスクリーンの目が動いて、なんか巨大なキャラが話し始めた!

「最近、会場内で盗難・置き引き・恋わずらいなどが発生しています!
 皆様、くれぐれも、気をつけるんだじょ〜!
 それでは、もうすぐ開演となります。
 みんな、
 ※丸ちゃんのうちわを買って※
 早く着席するんだじょ〜!」

って、なんか変なアナウンス!!笑

後のMCで明らかになったことですが、
このキャラの名前は「オシロ田ジョー」とかいうらしい☆笑

そして開演!


◆コンサート前半

1曲目は、「ローリングコースター」!

これ、
歌詞は恋のドキドキを歌った地味な歌で、
およそオープニングには不向きと思えるような歌なんですが。

実はこれ、夏のPUZZLEツアーのセトリ最後の曲だったんです。

夏のツアー、
「地味な曲でも、自分達のバンドで自分達の音楽を奏でる!」
っていう、
∞の決意みたいなものを感じたこと、
ステージの上で本当に誇らしく輝いてたことを思い出して。

なので、なんだか、夏のツアーの続きを見ているみたい☆
あの感動が蘇ってきて、
一瞬で∞ワールドに引き込まれました!

続けて「強情にGO」。
これも、等身大な励ましロック曲、
バンドで楽しそうに!

続いてシングル曲を続けます!
無責任ヒーロー」、「関風ファイティング」、「イッツ・マイ・ソウル」「浪花いろは節」、
踊ったり、櫓で外周を移動したりしながら。

このとき、すでに涙が出そうになった私。

シングル曲って、グループの歴史っていう意味合いも深いと思うけど、
その歴史の音楽の中、
外周をゆっくりと回りながら、
丁寧にお客さんを見て手を振ってるメンバー。
フリがばっちりそろって楽しそうなお客さんたち。
ドームにいっぱいの人。

こんな風景、「いろは節」の頃のメンバー、
想像できただろうか?
って。

決して平易な道のりではなかったけれど、
刻んできた5年の歴史が、
これだけたくさんの人を幸せにしてるんだなーって思うと、
本当に感慨深い!

続いて、
3日連続リリースしたシングル「GIFT」から。
「君の歌をうたう」 「マイナス100度の恋」「雪をください」

「君の歌をうたう」は、
色違いのハットを被って、ミュージカルみたいな可愛い振り付けで☆
これ、カウコンでTV放送するべきだった〜〜☆
私、
∞レンジャーとかでも時々やる∞のミュージカル調の演出大好きなんですが、
テレ具合と楽しそう具合、そして手とか足とか伸ばした瞬間の格好良さ加減のバランスがもうたまらない☆

ところで、この3日間リリースしたシングル「 GIFT」って、
いわゆる∞らしい元気な曲や面白い曲が全然なくて、
収録されてる7曲全部が、
なんと甘いラブソングみたいな内容なのです。

CD聞いたときは、
「キレイだけど、これ、ライブでどうするんだろう★」
(まさか∞がバラードのコンサートやるわけじゃ……)
って心配してたんですが、
そんな心配、ひっくり返してくれた!

バラード、
人を愛する歌、
その「愛する」っていうことについて、
本当に心をこめて歌われた歌は、
CDで聞くよりライブのほうが、何倍も表情を持って、心にジーンと響いて。

そうそう、すばる、絶好調でした!

すばるって、
パフォーマンスにムラがある……とずっと思ってて、
いいときは本当に神懸った歌歌えるのに、悪いときは音程リズム崩れちゃうこともあって。
(そういうところ、人間らしくて好きだったけど)

でも、この日のすばるは完璧でした☆
(というか2009年のすばるで残念なときが一度もなかった気がする)

すばるの成長、すごすぎる!
いや、もう、「成長」というのが失礼な気がする。
表現者として尊敬します。


続いて、「急☆上☆SHOW!」のカップリング「Brilliant Blue」。
これ、
短調でスピード感のある名曲で、
それをガシガシ踊ることによって、曲の持つ切実さが増していて。
「(愛した人がいなくなって)残されたのは永遠のBlue」
っていう孤独を表現しようっていう7人の真剣な想いが感じられるようで、ちょっと心えぐられました。
こういう、
楽曲の持ち味を(歌、ダンス、演出全部含めて)真剣に表現しようと取り組む姿って、∞に限らず本当にステキだと思う。(嵐「Believe」とかそういう路線かな)


「大阪ロマネスク」に続いて、「急☆上☆show!!」
ショックなことにドラムソロがなかった★
でも、十分楽しそうだった〜☆

そして、「好きやねん、大阪」「ズッコケ男道」「10年後の今日の日も」と続き、MCです。


◆MC

◆Mステスーパーライブで、ヨコとたっちょんのいた楽屋にAKB48が大勢入って来て、ヨコは超緊張した。
◆なぜながら AKB48がちょっと可愛いと思ってるから。
◆ほんで、誰が好きなの?と聞かれると
◆「前田あっちゃん」と答えて照れるヨコ、可愛い☆笑
◆そのくせ、「AKB48」を何度も「あきば48」と言い間違える♪笑
◆で、ヨコがMステの楽屋で緊張していたところ、たっちょんが大声で「緊張せんでええねん!」と言って、ヨコが緊張していることをAKBにバラされた。

◆グアムでもそんな事件があった。
◆グアムで食事中、朝食のバイキングだというのに、たっちょんは「夕食か?!」という位の勢いで食べまくった
◆(だから僕ら、太るんでしょうね、と冷静に言うたっちょん)
◆で、ものすごい食べた後、隣のテーブルの外国人老夫婦に向かってたっちょん、「お腹いっぱいやー!」と大声で言った
◆おじいちゃん、びっくりするでしょう!

◆家族が来ているか、と言う話。
◆たっちょんのお父さんは来る予定なんだけど、最近たっちょんのお父さんはテレビに出たりしているらしく、いつ来るか言ったら(お客さんに「大倉父だ」と)バレてしまうので言わないことにします。
◆そっとしておいてください、と。

そして、
すばるとヤスが先にハケて、後半へ〜♪


◆コンサート後半

「desire」、一昨年の(もう一昨年か!)ツアーで歌っていた、
安田・すばるの、ものっすごく音楽的に洗練されたデュエット。
二人とも本当に真剣で、
真剣なだけではなくて、本当に美しくて。
すばるが歌上手なのは有名だけど、そのすばるに寄り添うように歌うヤスの歌唱力は、実はすごいと思う。(音楽的な気配りができるアーティストだと思う)
そして、
ヤスが、黒縁メガネをかけてしっとりと歌っていて。
プレイバック・ニノの虹!
って感じで、
一緒に行ったニノファンの友達がヤラれてました☆


続いて、亮ちゃんとたっちょんで「torn」。
赤と黒の衣装でダンスがセクシーなんだけど(アンダルシアみたいな感じ)、
スクリーンにはさらにセクシーな(裸の腹部を自分の腕が動く、みたいな)映像が★☆

で、次ユニット曲が来るのかな、と思ってたら、
残りの3人だけ、まさかのソロ!

「ワンシャン・ロンピン」は、去年のアルバムに収録されたもののコンサートでは披露されなかった、幻のソロ曲!
ジャングルっぽい音から始まるイントロといい、セリフといい、いかにもコンサートでやったら丸ちゃんワールド☆になるんだろうな、って思ってた曲だったので、
それをついに見られて幸せだった〜☆

演出もすごく力入ってて、
ジャングルの原始人みたいな丸ちゃんがウホウホ言ってるかと思うと、
Jrや着ぐるみ(まあそれもJrだ★)が、めちゃ可愛いダーンス☆
なんてメルヒュエン☆
そして丸ちゃんは、ワイヤーを使って、セットの上のほうから斜め下へ、長いロープアクション☆(ちょっと避難訓練っぽい)

歌ってる丸ちゃんが、本当に、本当に楽しそうで幸せそうで☆

コンサートでは初めて歌う歌なのに、「ヘイヘイヘイヘイ!」って会場の掛け声がそろってたのも、ああ、みんな∞曲を隅々まで愛してるんだなーって、幸せな気持ちになりました☆


そして、ここで、ついに……、


バブーンマン登場っ、爆笑っ☆

ありえん、ありえん、ありえん!!!笑

もう、イントロ流れて、
あの泡のパンツの衣装のヒナちゃん出てきただけでお腹痛かった!笑

(解説:「バブーンマン」とは、去年のツアーDVDの特典DVDに収録された、ドッキリ企画のキャラクターである)

「シンゴー!」「シンゴー!」の掛け声もそろって、
なんか昭和のアイドルコンサートに来たかのようなステキさだった☆笑

☆☆バブーンアタックっ☆☆

ありえん!笑

で、
腹痛に耐えていると、
次はヨコのソロ。

曲は、これもライブでは初めて披露される、「413man」。

これ、ヨコの亡くなったおじいちゃんのことを、ヨコが自分で詩にした歌で。
おじいちゃんが自分にとってスーパーマンだったこと、おじいちゃんの葬儀で大人が笑ってるので怒ったら、「こういうときは笑って送り出すんだ」って逆に怒られたこと、願い事が1つだけ適うなら、おじいちゃんに逢いたいこと。
そんなことを歌った、
すごく大切な歌なんです。

ヨコは、∞の中では、「歌が下手」とされているメンバーで。
自分でも、下手なのをネタにしているし。

でも、
そんなヨコが、歌に乗せて真剣に、自分の愛しい人への想いを歌いたい、っていうのが、本当に凛としていて。

そして、
ヨコが歌うバックで演奏しているのは、∞メンバーのバンドでした。

歌う前、ヨコはすごく緊張していたんだけど、そんなとき、背中を押してくれたのがメンバーでした、って、最後に言ってた。

この「413man」のサビ、
「僕にも大切な仲間ができました」
「こんな僕にも応援してくれる人がいます」
って歌詞があるんだよね。

見ている風景が、その歌詞そっくりで。

ああ、ヨコだなぁ、って思って☆

ヨコは歌が上手じゃなくても、
「歌でぶつかっていく」「歌で表現する」っていうことから、ちっとも逃げていなくて。
そういう姿勢は本当に、ヨコらしくて男らしい。
(そしてヨコの声はすごく柔らかくて温かみがあって一生懸命で、実はすごくいい味出してると思う。ヒナも。ヨコヒナ抜きでは∞曲は完成しない、と思う!)


あ、
ちなみに、
余計な報告ですけれども、
「もしひとつ願い事がかなうとしたら?」のところ!
歌詞カードでは「ギャルの★★★★★もらってみる」ってなってて、
CDでは「ギャルのパン××もらってみる」ってなってるとこ、
ライブではしっかり「ギャルのパンティーもらってみる」って歌ってました♪笑
ちょっと視線斜め下にして、そこんとこハッキリ歌ってたヨコが可愛かった☆笑


次にJrメドレー☆
金内柊真キタ〜〜〜〜〜☆(そこから?笑)
なんか髪がぺったりしてた★笑
そして、Shadow WESTが増えてた気がするんだけど気のせい?
あとは関西Jr大集合☆
シゲさん笑顔可愛くて、文ちゃんは相変わらず華奢で好き☆



「Snow White」しっかり聞かせて、古い曲「マーメイド」から「ブリュレ」「悲しい恋」への流れ、めちゃ踊ってた☆


そして、
また「急☆上☆SHOW!」のカップリング「cinematic」!
(「急☆上☆SHOW!」のカップリング、全部名曲すぎる)

たっちょんから歌いだす、すごく和な空気のあるしっとり哀しい曲。
ソロパート、みんな本当によく雰囲気出して歌ってた、
特に「輝いて輝いて 君をもし失えば明日さえいらない」のたっちょんの大サビが優しくて[m:55]☆

そして、ここからロックに!
すばるは黄色いTシャツに着替えてきました、
よっしゃ、Tシャツすばるキタ☆

「ミセテクレ」「ゴリゴリ」「情熱party」と、
もう、本当に、弾けるロックナンバー!
すばるが本当にいきいきしてて、
くるくる両手広げて舞い回ったり、跳んだり!
歌の上手さ・迫力はもちろん、その魂に、会場が吸いつけられてるみたいだった!
モニターも、ひたすら、すばるばっかり抜く!
だって、目が離せないんだもん☆

で、
最後は「GIFT」の「冬恋」。
優しくしっとり歌い上げて、
全員がきちんと歌ってるから、
サビの7人のコーラスなんて本当に力があって。

「セツナサヒラヒラ 空から舞い降りる 
 君がいなくなって ひとりぼっちの冬の夜
 忘れたふりしたって 忘れらんない 寂しさが
 雪のように積もって 凍え死んでしまいそうだ
 愛しい気持ちが この声が 届かなくても」

それは、歌として、ものすごく説得力を持ったもので。
しっかりしていて、強くて、優しくて。
その態度に、涙が出そうになって。
 

∞がこの最後の曲を歌い終わったとき。
会場を包んだのは、
歓声じゃなくて拍手でした。

拍手で終わるジャニコンなんて、
初めて体験した気がする、
けれど、
全員がそうせざるを得なかった、
拍手を送らずにいられなかった、っていう。

5年間歩んできて、
到達した場所がここだった、っていう。
7人で歌う歌がここにある、っていう。
それが、会場中に共有されている、っていう感動。
歌の力、無限大。←

いや本当に、
そんな、不思議な感動のあるエンディグでした。



◆アンコール


1曲目は、アンコールの定番「無限大」。
「友情、真実、夢、希望、幸せ、笑顔、勇気、旅立ち」って最初のセリフを、ひとつひとつ言うお客さんの声は大きくて、それを見てるメンバーの幸せそうな顔が印象的!
ってか、
最初は「子供みたい!」って思ってた「友情、真実、……」、今では言うと涙が出てくるの、なぜですか!(愛してるからだね)

で、
「最後は笑って終わろうぜー」って、「ワッハッハー」!

で続いて、
「あれ、歌いたいですよね?」って、「ひとつのうた」。

この「ひとつのうた」っていう歌は、去年のツアーの最後に披露された曲で、
「お客さんが歌うパート」っていうのがあります。

「らららららーららーららー」っていう、
すごくシンプルなメロディなんだけど。

これが、会場で聞くと、ものすごくて。

全方向から聞こえてくるの、
「らららららーららーららー」が。

みんなが一緒に作る「ひとつのうた」。
その感動は、CDやDVDで聞くのとは全然違って。
5.1chどころじゃなくて、5万ch。

そしてその真ん中で、
すばるが泣いてました。

5万chの「らららららー」、そうだよね、
こんな音、こんな景色、他のどの場所にもないもの!

∞でいることが、
こんなにも誇らしい瞬間があるだろうか。

そう思える場所ですばるが泣いていて、
そんなすばるがいることが、私にとって本当に誇らしく思えました。

当然、
このアンコールの終わりも拍手。
なんだこのコンサート!
ちょっと、
こんなの、
泣けるじゃないか☆


さて、
ダブルアンコールもあり!

「I wish」「急☆上☆show!!」で、
「最高で〜(ひゅ〜)最強の〜(ひゅ〜)関ジャニ∞〜!!」もあって、
(「手をつないで」って言わなかったのに、みんなつないでた!)
(しかし、本当はダブルアンコールじゃなくてアンコールでやるはずだったけど、忘れていたようである★笑 たっちょんが「忘れてたな」って言うと、「忘れてたって言うな!」ってヨコが言ってたかな!笑)
とにかく、
最後はハッピーに終わりました!!



◆感想

◆構成力とホスピタリティー

まず感動したのは、コンサートの構成力。
まるでテレビ番組見てるみたいに、「オシロ田ジョー」の語りや、中間部にも細かい映像を作ったり、ユニットとソロが両方あったり、っていう、本当によく考えて作られたコンサートでした。
ヨコたちメンバーが、すごく頭をひねったんだろうな!

今回はドームだけのコンサートっていうことで、セットも豪華で、そうなると本当に全体としてのコンサートの完成度が高くて。

セットにお金かけず、ハングリーにやっていた人たちが「セットを使える」っていう状況になると、ここまで楽しくやりきることができるのか、って。
鉛筆しか持っていなかった子供に絵の具を与えたみたいに、あふれ出してくる創造力に感服!

本当に、もうこのまんまDVDになればいいと思う、すごく完成度の高い構成・演出でした!


◆音楽的な成長

∞って、最初は、音楽的に期待されてデビューしたグループではなかったと思うのに、
今ではとっても音楽的にしっかりとしたグループだと思います。
シングル曲がネタみたいな曲ばかりでも、自分達が「音楽」を信じ続けて努力してきたからこそ、今こんな「音楽」を作れるんだな、と思うと感慨深い。
7人が、それぞれ、きちんと表現している、音楽を楽しんでいる。
そういう力強さが、美しさが伝わってくるライブでした。
そして、
音楽で人を感動させている。
すごいことだな!


◆最後に

……もうちょっと書くと。
先週書いたキスマイコンの感想に、
「ジャニーズを応援するときは、その成長物語をも楽しんでいる」っていうこと書いたんだけど、
∞はその「成長物語」の中で、限りなくクライマックスに近いイメージです。
ゴールの山にたどり着く寸前の、本当に、ストーリーの一番盛り上がるところ!

みんながたどり着けるわけじゃないと思うその場所を、その景色を、見させてくれてありがとう、って思います。
ああ、いい景色だな、幸せ。
∞で見せてくれたこの景色に、大きく拍手したい感動で、今も胸がいっぱいです。