キスマイオーラスに涙がなかったことについて

初めての単独ツアーの最終公演、もうメンバー全員号泣で、言葉に詰まっちゃうんじゃないか、そんな光景を期待して行ったんですが、結果から言うと、(はっきり分かる感じでは)千賀しか泣いてませんでした。
驚いた!
メンバーは、いつもと同じように挨拶して、宮田は最後まで、「オレのキモさと美しさに気づいたか〜!宮田俊哉!(この「宮田俊哉!」の言い方が好き)」って、玉ちゃんは「また、夢で逢いましょう、なんちって。玉森裕太」って、言ってました。
あら!


女の子はアイドルを見るとき、
(Jrを見るときは特に)、
その彼らの刻んでいく「冒険物語」も、同時に楽しんでいると思います。

「今の俺達ってまさに、荒野の七人じゃね?」

ってセリフがあったけれど、本当にそう思う。

思うままに動かない馬や運命に翻弄されながらも、走っていく。
その姿を見るのが大好きで。ワクワクして。

ハラハラもする!笑

それでも太陽みたいにキラキラ笑って踊ってる、
ときどき苦しんだり失敗したりしながら進んでる、
あのコたちが大好きなんです☆

                     ♪♪♪

未完成で不完全。

コンサート見てて、なんどもそう思いました!

準備した曲を、プログラム通りに歌ってノルマをこなすのが精一杯な、初めての単独コンサート。

そこには、
例えば、音楽で人を魅了してやろうっていう気迫とか、
毎回違うネタを仕込んでお客さんをビックリさせてやろうっていう機転とか、
お客さん全員の顔を見ようっていう気概とか、
そういう、
デビュー組だといとも簡単にやっていることが、時々ちょっとずつ足りなかったり。

でも、
足りないからこそ、
その中にちょっとずつでも、最高の笑顔を入れていこう、とか、
一番のダンスをしよう、とか、
そんな真剣さを感じる瞬間、心から感動してしまう。

ああ、きれいだったな、みんなのダンス!


                    ♪♪♪


オーラスで彼らは泣かなかった。

いや、
泣かなかったんじゃなくて、いつ泣けばいいのか分からなかったんじゃないか、とも思います。



オーラスのアンコールは、いつも通り『千年のLove Song』→『Winning Run』(これで楽しそうに旗振ってるMADEがえらく可愛かった……あっ脱線した)の後、
ダブルアンコールに出てきてくれて。

ダブルアンコールで『テンション』歌うと、「もう1回!」「もう1回!」のコールがかかって、『Kis-My-Calling!!』へ。

それはもう、すごい揃った「もう1回!」コールでした!
会場の一体感、すごかった!
ここ、ここ!
多分、このタイミングだったろうと思うんですよね!

ここで、もし「千賀、どうなの?」とかメンバーに一言ずつ振ったら、
間違いなく誰かが泣いて、みんな泣いちゃったんじゃないかと思う。

でも、
みっくんが「もう1回遊びたいの? じゃあ〜、Kis-My-Calling!!」って、
あっさり歌が始まっちゃったんです。

アンコール4曲目だった「Kis-My-Calling!!」の後、メンバーがハケちゃった後も、
もちろん会場は、「もう1回」コールがすごくて。

そしたら、
みっくんは「(みんな)好きねぇ〜!」って、ちょっとコミカルな口調で出てきました。
……かと思えば、
「でも、オレらも好きだから、いいんだけどね☆」ってアイドルらしいこと言って、
そして、キスマイを代表して挨拶を始めました。
「全国ツアーができたのは、みなさんのお陰です。これからもKis-My-Ft2、走って行きますので、どうぞ応援してください!」って感じの、ちゃんと整った挨拶しました。

藤ヶ谷がマイク持って、「おれ、何か言わないといけないのかな?」って感じで見てた。
他のメンバーも、「どうなのかな?」って感じで覗ってた(ように見えた)。

でも、結局他のメンバーは話すことなく、
トリプルアンコールは『Kis-My-Me-Mine』

曲の最後、みんなで口々に「ありがとうございましたー!!」
って言って終わり。

かくして、期待してた「メンバー全員号泣」は、幻に終わったのでした!




でもね!!!!




泣かないわけない、と、思うんだよね!




ハケた後、
きっとみんなで泣いてたと思う!

嬉しくて、誇らしくて、泣いてたに違いないと思う!

シャワールーム、嗚咽が響いてたんじゃないかな。
そこに、泡だらけの宮田が、泣き笑いながら、シャンプー配達してたんじゃないかな。



泣かないわけない!
ただ、泣くところを、見せそびれちゃったんだと思う!

もちろん、もしもステージで泣いてたら、
もっと簡単に、美しい演出・いい思い出になったんだろうけれど。



でも、
そこで涙を見せるタイミングを逃しちゃっても、
「その後泣く程感動してるだろう」って信じさせる、そんな真剣なステージを7人で作ってやり遂げた、っていう、
そういう誇りは、
会場のみんなが、本当に一様に共有していたように思います。

そんな空間が好き。大好きでした。

会場を見渡せば「ありがとう」「ツアー成功おめでとう」「お疲れ様」のうちわがたくさんあって。

見渡してると、本当にこのツアーが終わったことが信じられなくて、
なんだか涙が出てきそうになりました。

そう、
こっちも涙、スタンバイしてたんだよ〜!笑

                       ♪♪♪


でも、
次は革命、そしてその次の予定へ!

泣いてる場合じゃないよね、次のキスマイを見るのが楽しみ!
今年こそは滝沢革命もDVDになりそうな気がするし☆

と言いつつ、寂しい!
ツアー終わっちゃったことが寂しい!

今なら瞼に、あの空間の映像がいくらでも浮かんでくるのに、
これがだんだんと、ぼんやり薄くなっていくのかな?

あの愛らしい宮ゲーがもう見られないかと思うと寂しいし(定番化してもそれまた困る!笑)、
メンバーのソロ曲の後ろでメンバーががっつり踊ってたこの感じが、ひょっとしたら次のコンサートではなくなっちゃうんじゃないかと思うと哀しいし、
玉ちゃんが絆歌うとき、センターステージで一人フィギア・スケートみたいに(←by相方)舞ってる太ぴーが大好きだったし、
太ぴーソロの後、MARIAの後の背中はやっぱりニノの首筋とならんで保護指定種だと思うし、
みっくんのダンスはいちいち全部気迫がこもってて息を飲んだし、
横尾さんの紙芝居は本当に全部が大好きで、特にメンバーの似顔絵とか、スピーカーから「Kis-My-Ft2」とレタリングした文字がこぼれ出てくる絵とか大好きだったし、
玉ちゃんのパフォーマンスが全体的に本当に洗練されてて驚いたし(もう宮田とシンメにするのがもったいない)(ん?)、
「おれらって2個イチだよね」なニカ千が、競争みたいに胸郭動かしてガシガシ真っ当に踊るのも、ローラーで潜るのも、もっと何度だって見たいのに。

ああーーーーー、
全部が大好きすぎて!

あの渦巻き型のステージ、
1周するとHPが40下がる(北山談)バンクだらけの外周、
裏が赤くてカッコ良かった銀テープ、
「Good-bye, thank you」のバックで流れ続けた、ローラーで転んでばっかりの練習シーン、
「もう友達なんて」でだんだん緊迫感募っていくひゅるひゅるの歌、
「雨」でトントン、トントン、プシューって動くペンライト、
全部が本当に大好きだった!

未完成で不完全。
でも、
そこで頑張ってる姿って、「生きる」っていうこと、そのもの、じゃないか!

そうだ、だから好きなんだな☆


                       ♪♪♪

なんか変な感想文になりましたが、
感動を言葉にしようとしたらこうなっちゃった!
読んで下さってありがとうございました☆


最後に。

本当にしょーもないことですが、
1部で、お隣の知らないお姉さまが「だ」「て」の2連うちわを持っておられました。
私、「宮」うちわだったので、
なんか「宮」「だ」「て」状態♪笑